インフルエンザと花粉症の時期がモロかぶり 感染予防を徹底しよう
目次
インフルエンザにかからない為に必要な知識を身に着け、万全の対策で乗り切ろう!!
今現在も猛威を振るっているインフルエンザ。
1月2日から1月8日の1週間で、なんと推計81万人がかかってしまったと見込まれているそうです。
ここを山に落ち着いていくんだと安心している人、間違いです!!
インフルエンザのピークは1月後半から2月初旬です。
そう、本番はこれからなのです。
インフルエンザにかかるとどうなるの?
インフルエンザに感染してしまっても、実のところはじめは分かりません。
本格的に ”発症” するのは、1日~3日後となります。
第1段階の症状として、
いきなり38度以上の高熱が出る
- 全身にけだるさを感じる
- 食欲が湧かない
などが挙げられます。
次に第2段階として、
- 咳、のどの痛み、鼻水
- 腹痛・嘔吐感
などの症状が出て、治るまでに10日程度かかる見込みです。
いわゆる一般的な風邪と比較して、その症状が激しい事が特徴です。
朝の情報番組では、人が持つ ”免疫力” についての解説がありました。
病気やウイルスに感染しないように、それらに対抗する力を指しますが、それは年を重ねるごとに衰えていきます。
その免疫力のピークが20才である事を前提に見てみると、
- 40代で1/2
- 50代で1/3
- 70代で1/10
という結果が出ております。
※TBSビビットより引用
この様に高齢化によって、ドンドン病気に対する抵抗力が恐ろしい程のスピードで弱まる事が、数字で改めて示される結果となりました。
只でさえ感染力の強いインフルエンザですから、元々備わっている免疫力だけに頼らず、私たち自らが正しく予防を実践する必要がありますね。
インフルエンザに感染しない為にすべき予防策とは?!
インフルエンザの感染を予防する方法として、まずは何を置いても優先すべきはワクチン接種です。
効き目を得るまで、10日~2週間程度かかりますので、早めに行うよう心がけましょう。
ちなみにインフルエンザのピークに目標を定めた場合、1月の第3週には済ませておきたいところです。
このワクチンは残念ながら100%全ての方に効くわけではありません。
しかし接種したおよそ60%の人に効果が確認されており、インフルエンザにかかってしまった人をみても、その症状は軽微に留められるようです。
その他に、各家庭で行う予防策として重要なのが、手洗いです。
もちろんうがいやマスクも有効なのですが、こまめに手を洗う事が最も危ない感染経路を断つ事ですから、覚えておいてくださいね。
次に体調管理として、きちんと睡眠時間を取るという事も大事です。
冬場の就寝時は特に寒く、空気も乾燥しがち。
低温・低湿度で眠りに着くと、鼻づまりや口呼吸になりやすいと考えられていますので、理想的な目安として
- 温度:15度以上
- 湿度:50%以上
をキープするよう心がけましょう。
最後は十分(こまめ)な水分補給です。
冬場は空気が乾燥しているうえ、水分も少なくなりがちです。
体内の水分が不十分な状態では、粘膜を洗う機能が十分果たされないので注意しましょう。
それでもインフルエンザに感染してしまったら・・
きちんと環境や自分の体調管理に気を配っていても、感染してしまった場合はどうすれば良いでしょう?
現在インフルエンザの治療薬は、幾つかの種類がありますので、それぞれの特性を理解した上でご利用ください。
タミフル | リレンザ | イナビル |
---|---|---|
![]() カプセル剤 インフルエンザの症状が出てから48時間以内に服用 効能:体内でのウイルス増殖を防ぐ 副作用:下痢もしくは嘔吐 異常行動(10代に発生した為、10代は使用禁止) |
![]() 吸入薬 インフルエンザ症状が出たら、初回のみ可能な限り早めの吸入が重要 効能:ウイルスの増殖を抑制する ※吸入による患部直接作用で、タミフルよりも即効性アリ 副作用:下痢、発疹、嘔吐感、動悸
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![]() 吸入薬 効き目が長く、1回の吸入だけで完了、その後の治療は不要 効能:ウイルスの増殖を抑制する ※吸入による患部直接作用で、タミフルよりも即効性アリ 副作用:下痢、胃腸炎、じんましん |
くれぐれもこの後に訪れるであろう ”花粉のシーズン” と重なる事のないよう、ご注意ください。
私たちの戦いは、そこからなのです!!
